浮世絵~美人画~【2015年買取・新着情報】

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浮世絵~美人画~

2015.12.12

浮世絵~美人画~

日本が世界に誇る日本文化の宝ともいえる浮世絵は、江戸時代に成立した大衆的な絵画です。

中でも日本の女性美をモチーフとした「美人画」は、浮世絵の主要なジャンルの一つです。


美しく艶やかな浮世絵の美人画は、江戸時代に空前の大ブームを巻き起こし、庶民を虜にしました。

目の覚めるような色彩、柔らかく優美な描写。嫣然として匂い立つような美女たちの姿には、天才ゴッホも感動し、自らの作品に浮世絵を描いたといわれます。


浮世絵の美人画に描きだされる女性には、日本人の女性の美の理想をみることができます。 西洋での美人は、ぱっちりとした大きい眼を美しいとみなしますが、浮世絵に描かれた女性にみられるように小さく、切れ長の細い眼と細面・下膨れした顔の女性が理想像として描かれました。


 

美人画の誕生と浮世絵

桃山時代は天下が収まり、町衆文化に沸き返った時代でした。この時代に描かれた京都の市街(洛中)と郊外(洛外)の景観や風俗を描いた屏風絵「洛中洛外図」には都の人々の生き生きとした生活や風俗図が描かれました。

徳川の江戸時代に入り、幕府が儒教政策をとるようになると、御用絵師集団であった狩野派は次第に風俗画から撤退していきます。代わって町絵師が活躍するようになり、湯女(江戸時代に町中にいた遊女)図などの享楽的な絵が、武士や町衆から求められ、描かれるようになりました。



浮世絵~美人画~江戸時代前期

それまでの屏風絵など、公的に大画面の絵画が要求されていた時代とは異なり、江戸時代前期は、町絵師と武士や町衆の間で歌舞伎役者や美人画など庶民が好むブロマイド的な小画面の風俗画が発達していきました。

やがて、ひとり立ちの小画面の美人画が生み出され、それまでは高価で手が出なかった肉筆画も、庶民が買えるようになりました。


こうした江戸時代前期に町絵師として活躍した人物に、浮世又兵衛の異名を持つ岩佐又兵衛や、掛軸に肉筆美人画を描き始め、ひとり立ち美人画様式を確立した菱川師宣がいます。

菱川師宣は、肉筆画とともに一枚摺りの浮世絵などを精力的に発表して、浮世絵を専業とする浮世絵師という職業が確立しました。

江戸時代前期の代表的絵師:菱川師宣、鳥居清信 



浮世絵~美人画~江戸時代中期

菱川師宣らによって花開いた江戸時代の浮世絵ですが、当初は筆による彩色でしたが、人気が出て量産が必要となり、色摺りの版画が現れました。最初は紅と草色の重ね釣りの「紅摺絵」で、その後ついに錦のように華やかな多色摺りの「錦絵」が誕生しました。


錦絵の誕生により、墨摺り絵の線描主体の表現から、色面主体の繊細な画風に素早い転換を示した鈴木春信という人気絵師が誕生しました。鈴木春信の描く美人画は、源氏物語絵巻にみられるような引目鉤鼻の王朝風俗的な品格と幽玄な世界を表現したもので、今様の美人を絵巻風の王朝美人と同じ手法で描いた鈴木春信の美人画は空前の人気を集め、当時の絵師は春信一色となり、彼の没後に同じ画風の磯田湖滝斎、北尾重政がいます。

江戸時代中期の代表的絵師:鈴木春信、磯田湖滝斎、鳥居清長



浮世絵~美人画~江戸時代後期

この時代の浮世絵の特徴としては「大首絵」の登場があげられます。それまでの浮世絵の美人画や役者絵の主流は全身像でしたが、表情がマンネリとなり類型的な表現となっていました。

これをリアルな似顔絵にして、生命感を与えたのが勝川春章です。

勝川春章の一筆斎文調との合作「絵本舞台扇」で描いた役者絵は好評を博し、この上半身だけで描く勝川春章の表現方法が大首絵の登場に繫がりました。


大首絵は複数の人物を描くのではなく、描く人物の上半身のアップで、微妙や表情や仕草まで描かれます。当初は歌舞伎役者のスターのブロマイド的な役者絵が描かれ、大衆の評判を呼びました。

大首絵の代表的な作品に写楽の三世大谷鬼次の奴江戸兵衛があります。


この役者絵の大首絵の形式で、美人画を描いたのが喜多川歌麿です。喜多川歌麿は、しなやかな手の動きや鬢のほつれ、肌の感触までも表現し、当時の有力な版元・蔦屋重三郎をも唸らせました。

「婦人相学」は当時流行の観相を画題としたシリーズで、女性の性格や心の動きまでも表現しようとした喜多川歌麿の代表作です。


人気絶頂の最中に喜多川歌麿が急死してしまいますが、町衆は歌麿の美人画を求めていました。そこに現れたのが、新進の菊川英山です。歌麿風の描写にならい文化・文政期の艶っぽい風潮と色彩を表現しました。

菊川英山の美人画の特徴は、すらりとした立ち姿にあり、優美さ、上品さを備えています。大判錦絵縦二枚継ぎの掛物絵に全身像を描く美人画も多く残しており、「浮世絵美人画中興の祖」とも賞賛されています。 この時代の喜多川歌麿没後の偉大な浮世絵の風景画家に、葛飾北斎、歌川広重がおり、葛飾北斎は「美人愛猫図」など、数々の美人画の名作も残されています。

江戸時代後期の代表的絵師:喜多川歌麿、溪斎英泉、菊川英山



美人画の浮世絵のコレクター

美人画の浮世絵のコレクターとして世界的に有名なのが、アメリカ・シカゴの日本美術蒐集家ロジャー・ウェストン氏です。

勝川春章、喜多川歌麿、歌川豊国、葛飾北斎などの美人画を中心とした肉筆浮世絵の個人コレクションとしては世界有数の規模と質を誇っています。

2016年1月17日まで、ウェストンコレクションとして東京上野の森美術館にて彼の肉筆浮世絵の美人画の数々が日本初公開されており、超絶技巧の肉筆浮世絵の美人画の変遷をみることができます。興味のある方は足を運んでみてはいかがでしょうか。

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