制作窯 | 景徳鎮 |
作品名 |
景徳鎮花瓶 |
現在いわの美術では、景徳鎮の花瓶のお買取りを強化致しております。
今回の記事では買取強化中の景徳鎮の花瓶の高額査定のポイントや景徳鎮や、作品についてご紹介致します。
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景徳鎮とは「磁都」と称される中国磁器の代名詞ともいえる磁器づくりの歴史ある町です。
唐の時代には昌江の南岸にあり「昌南窯」と呼ばれていましたが、北宋の景徳年間に宮廷へ献上する青みを帯びた優れた白磁を生産していたことから元号から名を取り「景徳鎮窯」へと改称されました。
景徳鎮は世界に先駆け陶磁器の生産を発展させ、アジアだけでなくシルクロードを通りアフリカ・ヨーロッパへと輸出されました。
その後、景徳鎮の陶磁器を求めて直接西洋人が頻繁に訪れ、お互いの製陶技法やデザインの交流が活発になることにより景徳鎮は多様化されてゆきました。
約1000年前から磁器作りが始まり皇帝を魅了した中国最大の陶磁器窯である景徳鎮は、明時代になると青花など絵付けの技法が発展し、世界中で高い評価を受け現代陶磁器の礎を築いたともいえる陶磁器です。
歴史的特徴:
皇帝や皇族の為の時期を生産する官窯と、一般大衆向けの雑器を生産する民窯と区別して存在しました。景徳鎮は官窯として国に保護されながら国有数の陶磁器生産地として発展してゆきます。
官民合同方式がとられた後は高度な技術が民窯にももたらされ技術は大きく発達し、世界への輸出量も拡大しました。
そのうちに中国陶磁器は世界で確固たる地位を確立しましたが、第二次世界大戦後は実用性を重視する傾向になり、芸術性の高い陶磁器は衰退してゆきました。
さらに1966年の文化大革命によって長い歴史と文化をもつ景徳鎮やその他の多くの窯が農村に追放されてしまい、中国陶磁器の文化や技術は完全に途絶えてしまいました。
文化大革命終結後から現在も徐々に復興へと向かっていますが、以前の景徳鎮の姿をる人々は1966年以前の作品を支持しており、市場でもその傾向が強いです。
そのため、高額なお値段がつくお品物は1966年以降の作品といえます。
素材・絵付的特徴:
景徳鎮の特徴はカオリンの含油量が高く粘性・耐火度の高い「高麗土」と呼ばれる原料による、繊細な白色です。
その白さから彩度を損なわずに発色するため、様々な技法による絵付けが施されてきました。
中でも青みを帯びた「影青」は景徳鎮のものが特に優れていると言われており、元代からは磁器に直接コバルトで絵付けし透明釉をかけ焼成した「青花」の技術が確立し、シルクロードからヨーロッパへ渡り世界中でその美しさが称賛されました。
他にも酸化銅を顔料に用いた「釉裏紅」、全面にコバルト釉がかけられた「瑠璃釉」、多色を用いた「赤絵」などさらにその装飾美は発展し華やかさを増してゆきました。
しかし、残念ながら現代の景徳鎮では「高麗土」は用いられておりません。そのため人気のあるお品物は、上質な原料(高麗土)により生成され、色とりどりの鮮やかな色絵付けの施されているなどの特徴がみられます。
1000年より昔から制作されていた陶磁器の元祖ともいえる景徳鎮は美術品としての価値はもちろん、骨董品としての価値もあるお品物です。
その歴史が長いが故に高額でのお買取りが出来るもの、残念ながらあまり査定額の伸びないお品物がございます。
その分け目はどこなのか、高額買取のポイントをご紹介致しますのでよろしければご参考ください。
1000年以上の歴史をもつ景徳鎮の作品では古いお品物であるほど高い査定額がつく傾向にあります。希少価値や歴史的価値がプラスされるためです。
約500年~100年程前のお品物ですと大幅なプラス査定となる可能性が見込めますが、50年程前のお品物でもデザインや状態などにより高額でのお買取りが見込める可能性があります。
付属品の有無は骨董品・美術品のお買取りの際に重要なポイントとなりますが、景徳鎮の場合は共箱と證書と呼ばれる証書などがございますと、プラス査定となります。完品でない場合でもお買取り対象ですのでご安心下さいませ。
おわりに
景徳鎮は官窯として国営として保護され、厳格な規格制限のもと大量生産され発展しました。民営化へと移行しつつある現在もなお完全分業制が敷かれており、磁土を生産するのも別会社なため作家などの落款がないことがほとんどです。
お手持ちの作品が景徳鎮窯のものかわからない場合はお写真をメールやLINEでお送りいただけましたら、弊社スタッフがお調べいたしますのでご安心ください。
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