サロンはフランス・シャンパーニュ地方のメニル・シュル・オジェ村に設立されたシャンパーニュメーカーです。
一人のシャンパーニュ愛飲家によって造りあげられた唯一無二のシャンパーニュは、誕生してから今日まで100年以上の歴史を持っています。
しかし、その間にリリースされたのは30数回と少なく、この事からもサロンが利益ではなく、最高のシャンパーニュを造る事だけを考えている事が分かります。
また、サロンはJALファースト・クラスでも振る舞われており、空の旅を楽しませています。
サロンは毛皮商であったウジェーヌ・エメ・サロンが、シャンパーニュの虜となり、自らの手で最高のシャンパーニュを生み出そうと決意した事からその歴史が始まりました。
コート・デ・ブラン地区のグラン・クリュ(特級畑)であるメニル・シュル・オジェ村のシャルドネの一番搾りの果汁のみを用いて一種類のシャンパーニュだけを造り出しました。
サロンの初ヴィンテージは1911年と言われていますが、はっきりとした事は分かっていません。
もともとサロンは商品化を目的としたものではなく、自家消費として仲の良い友人たちに振る舞うためのものでした。
しかし、それを飲んだ友人たちの口コミでサロンのシャンパーニュの噂が広まり、マキシム・ド・パリのハウス・シャンパーニュに取り上げられた事で、世界中から集まった一流の人たちの舌をうならせ、唯一無二のシャンパーニュとして認められました。