仏像を買取ります
仏像は仏教の信仰対象である仏の姿を表現した像の事です。
もともと仏像は釈尊、釈迦如来などの如来像の事を指しますが、大乗仏教の発達とともに菩薩、天部、明王、祖師などの様々な仏の像が造られるようになりました。
素材には金属、石、木、塑造、乾漆造などがあり、高価な素材には金や銀が使われています。
仏教は北インドのシャカ族の王子ゴータマ・シッダールタによって説かれ、初期仏教ではゴータマ・シッダールタを「仏」としていました。
ゴータマ・シッダールタは35歳で悟りを開きブッダ(仏陀)となった人物で、日本や中国では仏陀の事を釈迦、釈迦牟尼、釈尊などとも呼びます。
しかし、仏陀が存命中に仏像が造られる事はありませんでした。
その後、仏陀の存在や教えを理解させる仏教の布教活動が時間の経過とともに、その真意が薄れ、布教活動が困難となってきます。
こうして、仏陀の理念化や超人化を進め、仏像として表現する事で布教活動の活性化を期待して仏像が造られたと言われています。
しかし、仏像が造られる以前、釈迦牟尼の存在は法輪・菩提樹・仏足石などによって象徴的に表現されていました。
そんな中、西北インドのガンダーラ地方と北インドのマトゥラー地方に仏教が伝わると仏像が盛んに造られるようになり、この2つの地域が仏像の起源とされています。
ガンダーラでは、インド文化を基盤にヘレニズム文化の影響を受けて、ギリシャ的な風貌を持つ仏像が造られ、仏陀の修行時代を示す王冠菩薩や、弥勒菩薩を示す束髪菩薩などの菩薩像が生まれ、さまざまな仏像が登場しました。
一方、マトゥラーの仏像は肩がいかり肩で力強く、量感に富む仏像が造られ、日本で良く知られているような形とは大きく異なっています。
宗教的な要素の強い仏像ですが、今日までに様々な彫刻家が美術品としてモチーフに選んでいる事から、美術鑑賞用としても人気が高まっており、コレクターの収集が盛んになったり、仏像の展覧会が行われるなど、注目される文化として認識されるようになりました。
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