銀瓶を買取ります
銀で出来ている湯沸しの事でやかんと同じ役割を持ちます。
日常使いはもちろん、茶道や煎茶道で使用される道具の一つでもあります。
茶道での銀瓶の役割はお盆点前、千歳盆点前など決まったお点前で使用され、煎茶道ではボーフラ(陶器製の湯沸かし)の代わりに使用されます。
銀は性質上、お湯の味を変える事がなく、お茶本来の味を楽しむ事ができるとして茶道や煎茶道では重宝されています。
銀瓶は銀の塊や一枚の板から金槌などで打ち出して成形を行い、素材も地金である銀を使用するため高価なものとして扱われています。
また、空気に触れると硫化を起こしてしまうため、黄色に変色したり、ひどい場合には黒ずんでしまいます。
軽度の変色であれば柔らかい布で磨いておけば輝きを保つ事ができますが、黒ずんでしまった場合、専用の職人に任せなければなりません。
しかし、この変色や黒ずみを少しでも減らす事はできるので、保存の際は空気になるべく触れないようにビニール袋などへ入れるという工夫をする事が大切だといわれています。
銀瓶を所有する人には実際に使用する場合と観賞用としてコレクションする場合の2つに分かれており、制作した作家によっては高値で取引されている場合もあります。