刀の刀身を包んで納める筒です。
「刃を鋭いまま保つため」や「周囲を傷つけないため」という、
保管や安全を確保するための役目があります。
素材は木・革・角・布・金属などですが
基本的には「朴の木」が使用されていました。
理由としては、堅さが刀身を傷めず、鞘としての強度に優れ、
なおかつ漆塗りに非常に適した表面であったからだと言われています。
その後は、金属で豪壮に装飾されたものになった後、
実戦向きにで軽く薄いものへと変化していきました。
刀身と同様に、きちんと手入れをしなければサビてしまい
斬れ味が悪くなってしまう場合がある為、注意が必要です。