エルメス HERMESを買取ります
ティエリ・エルメスが1837年に創業。
本社はフランスにある。
創業時は小さな馬具工房だったが、その確かな技術で頭角を現し、
1867年のパリ万博では馬具専門の銀賞を獲得している。
ナポレオン三世やロシア皇帝などを顧客として発展した。
二代目シャルル・エミール・エルメスの時に
現在のフォーブル・サントノーレ24番地に移転し、
本格的な製造、販売がスタートする。
また、事業の多角化にも着手した。
1892年には、馬具製作の技術を基にエルメス最初のバック
「サック・オータクロア」を発表した。
馬具入れとして作られていたこのバックが
ジェーン・バーキンの注文により縦横の比を換えて作られ、
誕生したのが有名な「バーキン」である。
また、1935年にオータクロアのハンドバックタイプとして製作された
「サック・ア・ロア」が、妊娠を悟られまいとお腹を隠した
グレース・ケリーの名をとって「ケリーバック」と呼ばれている。
1927年には腕時計、1936年には香水、1937年にはスカーフなど
様々な分野にも手を広げ、それらの製品デザイン、製造、販売を
すべて手掛ける会社となっていった。
1980年代から1990年代にかけてシャツや帽子を注文していた会社を
次々と買収していったが、ルイ・ヴィトンなどの買収戦略と異なり、
職人技の維持を第一目標にしていたものである。
著名なデザイナーを起用するなど、伝統を守りながらも
時代を先導していくファッションブランドへと進化し続けている。
また、1997年に初めて作った社史は漫画形式で
日本の漫画家「竹宮惠子」に依頼して製作されている。