エドゥアルド・デンディとアデーレ・フェンディ夫妻が
1925年にローマにレザーグッズの工房を開いたのが始まり。
モエ ヘネシー・ルイ ヴィトングループ(LVMH)の中核ブランド。
本社はイタリアのローマにある。
ハリウッドで流行していた毛皮のショールに注目し
毛皮コートを売り出したところ、大成功し
以来、イタリア人女性のステータス・シンボルとなった。
また、娘達5人に会社の機能を分担したことによってさらに拡大した。
1965年にはシャネルと同じデザインナーのカール・ラガーフェルドを迎え
今までの常識を覆す、斬新なデザインの毛皮コレクションを発表し、
その名を世界に知らしめた。
主にレディース向けのものが多数だったが、
1990年にはメンズラインも発足し本格的に製作が開始される。
1997年に発表されたバック「バゲット」は600種類以上の
バリエーションに広がる人気商品となった。
また、2005年に発表された「スパイ・バッグ」も
バゲット以降の人気商品となる。
ブランドの象徴ともいえる「ダブルF」のモノグラムは
創業当時から旅行鞄の内張りに用いられていた。
毛皮の常識を覆す冒険心を見せながらも、
品位や優美を保つコンサバティブさも兼ね備えた
ファッション性の高い毛皮を世に生み出し続けている。