和名は「蛋白石(たんぱくせき)」です。
斑点が虹色に輝き、揺れる事から「賢者の石」とも呼ばれていました。
ローマ皇帝シーザーが一目惚れしたクレオパトラに贈った事から、
「愛の宝石(キューピッド・ストーン)」とも呼ばれ、
恋愛運を上げる効果があるとされています。
オパールには、まだらに虹模様がある「プレシャスオパール」と
クリアな「コンモオパール」の二種類に分かれています。
コンモオパールの透明度が高い物は、
宝石の表面に角度の違う面を作り、光を屈折させ、
内部から輝いているように見せる「ファセットカット」
という技法を用いて、さらに美しく魅せています。
主な産出地はメキシコで
ゴールド、イエロー、オレンジ、レッド系の色を
まだらの有無問わずファイアオパールと呼んでいます。
日本でも女性を中心に人気が高く、
採掘量の50%~80%は日本向けに産出されています。
宝石の中で唯一、水分を含む石なので、
含まれている水分によって屈折や干渉の度合いが変化する所も
ファイアオパールの魅力の一つだといわれています。