和名は「電気石(でんきせき)」という。
マイナスイオンで水や空気を浄化し、
心身のストレスやイライラをやわらげるという意味と効果がある。
だが、トルマリンは現在5分類13種類に分かれており、
その色と性質によってパワーもそれぞれ違ってくる。
古来より様々な民族の間で、神聖な儀式はもちろん、
病気の治療にも用いられてきた。
また、トルマリンがホコリを引き付けているのを見て
タバコの灰を吸い取るのに使用されたとも伝えられている。
カラーは無色、白色、緑色、青色、水色、桃色、赤色、紫色、黄金色など
多彩な色合いが特徴で、キャッツアイ効果をみせるものや
パーティーカラー変種が見られることがある。
パーティーカラーには二色のバイカラーと三色のトリカラーがあり、
水晶を場切りにした場合も多色性を見せている。
この多彩な色合いの中でも、高価とされているのが
水青色に緑色を少し足した様な色合いの「パライバトルマリン」で、
1ct当たりの価格が宝石の中で最も高価といわれている。
主な産出地は、ブラジル、アメリカ、ケニア、タンザニア、
マダガスカル、モンザンビーク、ジンバブエなど。
ブラジルが特に産出量が多く、色彩の豊かさで知られており
アメリカは希少とされる無色のトルマリンを産出し、
ロシアのウラル地方では赤、紫、青などの高品質な物が産出されている。