福田平八郎は生涯、水の動きや感覚を追求し、モチーフが持つ雰囲気・美しさを表現した作品が人気の日本画家です。
特に昭和天皇と一緒に魚釣りに行った時の池面に映る水面の模様を描いた「漣」は有名です。
そんな福田平八郎ですが絵を描く事には優れた才能を見せていましたが、数学などの勉学は試験に落第するほどだったそうです。
京都美術工芸学校、京都絵画専門学校で学んだ福田平八郎は、卒業後も特定の師につく事はなく独学で技術を磨き、帝展で活躍するほどの力量を手に入れ、最終的には帝展審査員や京都絵画専門学校の教授をつとめ、後進の指導や画壇の発展に尽力しました。
四条派・円山派の写実的な技法をみせる一方で、西洋画の色彩表現に強く影響を受けた作品は大胆な色彩構成を展開し、戦後からは抽象的表現や象徴的表現など様々な技法を取り入れた作風を完成させました。
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福田平八郎は日本画家ですので作品には掛軸と額装の2種類が存在します。
シミ、汚れ、破れ、色焼けなど破損個所がなく綺麗な状態であれば福田平八郎の作品は基本的に高価買取が期待でき、特に掛軸においては収納する箱が二重になっていたりすると高価買取となる場合が多く、期待が高まります。
そのため、お問合せの際は福田平八郎のどのような作品なのか描かれているモチーフや外箱などの付属品の有無をお伝え頂くと査定がスムーズに進みます。
また、福田平八郎の作風に似ているけれど自分では判断できない作品であっても、いわの美術に在籍する鑑定士は豊富な知識と買取経験を持っておりますので、ご安心下さい。
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