・ダイビル本館(大阪府)
・世界平和記念聖堂(広島市)
・神戸新聞会館(神戸)
・迎賓館本館(旧赤坂離宮)
・日生劇場(日本生命日比谷ビル)(東京)
・新歌舞伎座(大阪)
・日本興業銀行本店/現みずほCB(東京)
・箱根プリンスホテル(神奈川県)
・横浜プリンスホテル(神奈川県)
現在は現存しない建造物もありますが、
どれも名前を聞いたことが1度はあるかと思います。
これらの建造物を数多く手掛け、特に商業建築に関して
現代モダニズム建築の先駆者として、その方向を指し示した
功績が大きい人物をご紹介させて頂きます。
-建築家:村野藤吾-
1891年(明治25年)佐賀県唐津に生まれます。
九州(小倉)の工業学校の機械科を卒業し、
八幡製鉄に就職したあと、
早稲田大学の電気工学科へ進み、
その後、建築学科に転科します。
卒業の年には27歳となっており、
建築家として晩生のスタートをきります。
大阪の渡辺節建築事務所に入った村野藤吾は、
1929年(昭和4年)まで、チーフデザイナーとして、
数多くの設計を手掛け、
その後は、独立して村野建築事務所を開設。
翌30年欧米に遊学。
帰国後の1931年(昭和6年)森五ビル設計で注目をされます。
<世界平和記念聖堂>
世界平和記念聖堂は、広島県広島市中区にある、
キリスト教(カトリック)の聖堂です。
カトリック幟町教会聖堂であり、
カトリック広島司教区の司教座聖堂となっている。
広島世界平和記念聖堂とも呼称があります。
RC造、三廊式バシリカの教会堂で、
1950年(昭和25年)8月6日に着工され、
1954年(昭和29年)8月6日に竣工。
2006年(平成18年)7月には重要文化財に指定されている建造物です。
<日生劇場(日本生命日比谷ビル)>
日生劇場は、東京都千代田区の日本生命日比谷ビルの中にある劇場で、
完成時の座席数は1,358(現在の座席数は1,330)
鉄骨鉄筋コンクリート造8階建、地下5階建、
オフィス部分と日生劇場から構成される複合ビルで知られており、
重厚な外観と幻想的な内装を持つ建物として知られています。
また劇場内の客席天井壁には音響効果上、
うねるような曲面で構成がされており、
天井には2万枚ものアコヤ貝の貝殻が散りばめられている
幻想的な空間が広がっています。