長崎県出身の昭和~平成時代に活躍する日本画家です。
幼い頃からちゃぶ台の上で広告の裏に絵を描いていていました。
最初の作品は、小学校1年生の時に東京市のコンクールに学校代表として出品するように言われ、クレヨンで描いた作品です。
中学時代に肋膜炎になって学校を3か月休んだ時に絵を描いたのが自分にとっての最初の自覚的な絵画で、退屈を感じずに時間が経つのを忘れるほど熱中し、生きる為に絵を描く事を決めるきっかけになりました。
学校を卒業すると堅山南風に師事しました。
院展に初入選を皮切りに数々の賞を受賞し、院展の中心的な画家になりました。
その後、勲三等瑞宝章、文化勲章を受章し、名実共に現代日本画壇のトップとなり活躍しています。
当初は北海道を取材して、同地の自然風景を幻想的に描いていましたが、近年ではインド、スペイン、中国、ギリシャに取材旅行をするようになり、国内外の風景画や花鳥画、人物画、水墨画の世界にも挑戦しています。