古墨といえば明墨といわれるほど有名な墨で、明時代の末期に作られた墨だといわれています。
それまでの墨は松やにを燃やして作る松煙墨が中心でしたが、油煙墨が主流となり、需要が増加し、企業的な墨造りへと変化していきました。
その中で、個人名を中心として制作されていた墨の世界も家名や店舗名が目立つようになってきました。
また、松煙墨は実用品として、油煙墨は豪華な献上品として作られる傾向がありました。
有名な墨匠の作品となると、模造品なども多く、現存するすべての明墨が本物かどうかは形を見ただけでは分かりません。
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