創業年=1909年
創業者=Wilhelm Kurbi 、Carl Niggeloh
創業国=ドイツ
ビローラは、1909年に設立された会社で、カメラ生産には1935年から着手した。最初の「Box」カメラから発売し、OEM生産を含め、さまざまな大衆向けカメラを生産していたが、最後は「Bilomatic」という126フィルムカメラだった。1975年にカメラの生産を終えるまでのカメラ総生産台数は100万台以上になったといわれている。現在は三脚や双眼鏡、カメラバッグなどを作っている。
1950年頃に販売されたカメラ「Boy」は、ベスト版「4×6㎝」カメラで、シャッターも絞りも1速固定の、まさに少年向けのカメラだった。また、1955年の「Bella」もベスト版フィルム「4×6㎝」カメラである。距離は目測、シャッターも絞りも2段階のみで、フィルムチャージもないカメラ。
1959年から翌60年まで生産された「Bella 3」カメラは、レンズがドイツの名門レンズメーカー「ローデンストック」(Rodenstock)の「Achromat F8」(1枚玉)、シャッタースピードはB、1/50秒(ストロボ同調用)、1/100秒、絞りはf16、f8の2つ。距離はレンズに刻まれた1.5m、2m、3m、5m、∞(無限遠)から選べるものになっている。
1962年~63年にかけて作られた「Bellaluxa」(ベラルクサ)は、120mmブローニー・フィルム使用である。
また、「BELLA66」はシリーズもので、BELLA66・1型に始まり、2/2a/2b/2c、3、BELLA66「FLA」、4a/4b/4c/4d、さらに同系のGEVA66など、多彩なモデルが生産された。