創業年=1926年
創業国=ドイツ
フォースは「C.F.Foth & Co」の会社の略名で、1926年にドイツのベルリンで光学機器メーカーとして設立。数多くのカメラ、レンズ、6×9プレートカメラ、およびフォルダーを1926年から40年の間に生産した。小型カメラ「Foth Derby」はよく知られている。
プレートカメラでは、「Foth plate」(6×9判、1930年初頭)、「Foth Mixte」 ( 6.5×9 platesおよび 6.5×9 film packs、1933年頃)が製作された。120フィルムカメラでは、「Foth Doppel」、「Foth Special」、「Foth Frex」などの機種がいずれも1930年代に製作された。
「Foth Derby」はフォーカルプレーンシャッターのベスト判ロールフィルムを使う、3×4 フォーマット16枚撮りの小さなスプリングカメラであり、1931年から40年にかけて製作・販売された。最初のバージョンには、24×36mmのフィルムゲートサイズがあったが、後のバージョンは127フィルム、30×40mmの形式となった。焦点調整は全群回転ヘリコイド式、レンズは「Foth
Anastigmat」(F=50mm F2.5)が使用された。