創業年＝1965年
創業国＝中国
江西鳳凰光学（Phnix）は、1965年に中国の江西省で創業したカメラメーカーである。中国には、「鳳凰」と、「海鴎」（Seagull）という２大ブランドのカメラがあるが、江西鳳凰光学は「鳳凰」ブランドカメラの製造業者である。
元々、上海の上海照相機工厰が「海鴎」ブランドのカメラを興したが、文化大革命の時、政府命令で江西省に製造設備を移され、新たに江西光学儀器総廠が創立された。江西光学は最初「海鴎」ブランドを引き継いでいたが、のちに「鳳凰」に変更した。以来、上海の海鴎、江西の鳳凰の２大ブランドとして発展していった。
35mmレンジファインダーカメラ「鳳凰205」は、1983年に発売された。その後、各種の35mmレンジファインダーカメラを製造。1984年に「303型」一眼レフを製造・販売。1985年には「851型」一眼レフ、レンジファインダーカメラ等を製品化していくとともに、「京セラ」と協働し「YASHICA FX-3SUPER」の生産ラインと技術導入が行われた。
1991年に「PHENIX（鳳凰）」オリジナルの一眼レフで、縦走金属幕シャッター中央部重点測光/TTL測光/コンタックス・ヤシカマウントの「DC303（Y/C）」を発売。その後1992年には、同機のマウントをM42マウントに改良した「DC303K」を発売した。「DC303」シリーズは、その後発売の「YASHICA FX-3 super2000」の機構と同一又は類似する機構を持ち、同系列の一眼レフに属する。
