創業年=1936年
創業者=浅野修一
創業国=日本
日本での写真フィルムはトップシェアを持つ。カメラでは120フィルム使用「フジカシックス」シリーズなど中判カメラ、135フィルム使用では「フジカ3」5シリーズやフジカSTマウントの「フジカST」シリーズの一眼レフカメラなどを製造・販売してきた。レンズは「フジノン」ブランドである。またASPフィルム使用のカメラを発売した。デジタルカメラとして「FinePix」シリーズのカメラを出している。
1936年に写真フィルムの国産化を目指すため、大日本セルロイド社(現:ダイセル)の写真事業を分社して「富士写真フイルム株式会社」として設立。2006年10月からは持ち株会社制に移行し、写真部門の事業を新たに設立した富士フイルム株式会社が継承、同時に現在の「富士フイルムホールディングス」に商号を変更して純粋持株会社となった。
カメラ事業は、1948年発売のスプリングカメラ「フジカシックスIA」をスタートにして、ライカ判コンパクトカメラ「フジカ35M」、「フジペット」などを製造・販売してきた。さらに1970年にはライカ判一眼レフカメラ「フジカST-701」を発売。1986年には自動化されアオリを使用できる6×8cm判一眼レフカメラ「フジGX680プロフェッショナル」、レンズ付きフィルム(使い捨てカメラ)「写ルンです」、インスタントカメラ「チェキ」と初心者向けからプロフェッショナル向けまで各種フォーマットの各種カメラを販売した。
デジタルカメラの時代になっても「FinePix」(ファインピクス)シリーズや「BIGJOB」シリーズがあり、「スーパーCCDハニカム」というハニカム構造のCCDイメージセンサを開発している。また、オリンパスと共同でxDピクチャーカードを開発し、自社製品の記録メディアとして採用している。