創業年=1940年代後半
創業者=ケネス・コーフィールド
創業国=イギリス
コーフィールド(Corfield Ltd.)はかつてイギリスに存在したカメラメーカーである。
1940年代後半に、ケネス・コーフィールド卿が自分の家で家内工業的に創業した。当初は引伸用露出計「ルミメーター」に始まり、距離計「テレメーター」などカメラのアクセサリーを製造し、またエクサクタの輸入代理店をしていた。戦後カメラ製造を始めたが日本製カメラに押されてギネス傘下に入り、1971年に閉鎖した。
120フィルムカメラ としては、「コーフィールド66」シリーズがある。これは6×6cm判一眼レフカメラで、フィルムマガジンは撮影途中で交換可能である。
135フィルムカメラ では、「ペリフレックス」シリーズが知られている。レンズマウントはLマウント。1954年に「ペリフレックス1」(Periflex 1)を発売した。ファインダーは逆ガリレオ式。ペリスコープは押し下げることで降ろし、手を離すとスプリングで自動復帰する。横走り布幕フォーカルプレーンシャッター。フィルム巻き上げはノブ式。初期約200台は黒塗りに茶の豚革張り、その後黒塗りに黒革張りとなり、1956年以降は黒塗りでなく銀色となった。
その後、「ペリフレックス3」(1957年)、「ペリフレックス2」(1958年)、「ペリフレックス3a」(1959年)、「ペリフレックス3b」(1959年)、「ペリフレックスゴールドスター」(1961年)、などを製造・発売した。なお、レンズのブランドは「ルマー」(Lumar)、「ルマックス」(Lumax)がある。