創業年=1936年頃
創業者=キング
創業国=ドイツ
キング レグラ(King Regula)は、ドイツのキング社(King KG)が製造した35mmレンジファインダーカメラのブランド名である。キング社は1936年に創業し、電気製品の製造をしていたが、戦後はフラッシュガンや様々なネーミングの35mmカメラを沢山製造していた。OEMとしては「Boots」、「Dixons」などのブランド名で製造した。1984年に倒産した。「King Regula」は、1950年代から製造・販売され、初号機「King Regula I」から80年代の最後の機種「King Regula AF-X」まで、多種にわたる「Regula」シリーズを世に送り出した。
1950年代に製造されたカメラで、「King
REGULA Ⅱ」をみると、レンズは「 Staeble-Werk Kata」(50mm f/3.5)、シャッターは「Prontor-S
(leaf)」、1s-1/300th + Bulb、の性能である。「King Regula RF」は、レンズは「 Steinheil
Munchen Cassar」(50mm f/2.8 VL)、シャッターは「Pronto」、1/25-1/200th + Bulb、である。
1960年代でも35mmカメラの「Regula」シリーズを数多く製造しているが、変わった機種では1967年製造の「King Regula Diplomat C」で、使用フィルムは126mmフィルムとなっており、レンズは「Isco」、 1m-無限大、である。 1978年にも「King Regula 118」という110フィルム使用の、レンズ「32mm f/9.5」,固定焦点、という小型カメラも作っている。