創業年＝1951年
創業者＝車田利夫
創業国＝日本
東京光学出身の技術者の車田利夫が1951年に創業したカメラ、レンズメーカーである。1976年にカメラ事業から撤退し、2005年に解散した。
当初は一眼レフカメラ用ペンタプリズムを生産し、 レンズメーカーとして「リトロン」ブランドで武蔵野光機（現ウィスタ）や「ゼンザノン」ブランドでゼンザブロニカにOEM供給していた。自社ブランドとしては「ノリタール」を使用し、1970年代初頭に各社一眼レフカメラ用に交換レンズを生産した。その後、武蔵野光機が倒産した際に「リトレック6」シリーズを生産設備や人員ごと引き取って改良し、「ノリタ66」として生産を開始する形でカメラメーカーとなった。
「ノリタ66」は120フィルム使用の6×6cm判のフォーカルプレーン式一眼レフカメラ。1972年発売の「ノリタ66」は旧武蔵野光機の「リトレック6」とほぼ同様であるが、ミラーアップ機構が省略されているなど変更されている。
一眼レフカメラ用レンズに関しては、「ノリタール」ブランドによる各社用マウント固定式で、ニコンFマウント、キヤノンFDマウントなどがある。
