創業年=1961年
創業者=山本道広
創業国=日本
シグマは株式会社シグマのカメラ、レンズのブランド名である。一眼レフカメラ用交換レンズが主力で、一般的にカメラ用レンズメーカーとして扱われることが多いが、一眼レフカメラなども製造している。他メーカーが製品を次々と海外生産に移行するなか、全製品を会津工場にて生産している。
1961年、35mm一眼レフカメラ用テレコンバーターを製造販売する目的で有限会社シグマ研究所を設立。1970年に 株式会社シグマに商号変更した。多様なレンズを生産するとともに、他のレンズメーカーに先駆けて超音波モーターや手ぶれ補正機構などの技術を導入した。
近年はデジタル一眼レフカメラ用レンズの開発に力を入れており、デジタル一眼レフカメラ用大口径標準ズームや超音波モーター搭載の標準レンズを開発している。またフォーサーズ・システム対応レンズも製造している。超望遠域のレンズを比較的安価に提供しており、レンズメーカーで500mmと800mmを製造しているのは同社だけである。マクロレンズはカメラメーカーを含めても最多のラインナップである。
カメラとしてはコンパクトカメラのほか、銀塩一眼レフカメラでは、「シグマSA-300」(1993年)の発売以来、SAシリーズを出している。デジタル一眼レフカメラでは、撮像素子には光の三原色を1画素で捕らえることができるFoveon X3を採用した「シグマSD9」(2002年)を発売し、SDシリーズとして販売している。