創業年=1933年
創業者=立原正雄
創業国=日本
「タチハラ」は、立原正雄が1933年に創業した東京の大判カメラメーカーであるタチハラ写真機製作所のカメラブランド名である。4×5in判の木製カメラボディーを主に、5×7in判、8×10in判、11×14in判木製カメラを生産している。「組み立て暗箱」を最初に生産し、以後フィールド用や写場用のハンド・メイドの大型カメラを安価に提供し続けている。
1台の製作に約4年を要している「タチハラ」のブランドは世界に知られ、海外からも注文が多い。少量生産であるが、木製のフィールドカメラとして、とりわけ「フィルスタンド45」は、アマチュアフォトグラファーに愛好者が多く、ハンドメイドのウッドカメラの地位を不動のものとしている。
5×7in判では国内唯一の二段式、三段式カメラを揃え、11×14in判は国内最大の画面サイズである。塗装はマホガニローズ塗装、ブラックローズ塗装、木地色塗装など多様である。