創業年=1950年
創業者=新井健之
創業国=日本
「タムロン」は同社の社名および製品ブランド名である。世界的な一眼レフカメラ用交換レンズメーカーである。直接販売のほか、カメラメーカー、電機メーカーに各種レンズをOEM供給している。 1970年に社名を「株式会社タムロン」に変更。社名の「タムロン」は、光学設計の第一人者であり同社の光学技術の基礎を築いた田村右兵衛の姓を由来としている。
1950年に、新井健之が泰成光学機器製作所として創業したのが始まりである。1957年に、初めてとなる一眼レフカメラ用交換レンズ「135mm F4.5」を完成。また、世界初となる一眼レフカメラ用マウント交換式「Tマウント」を開発させた。
1961年に業界初の一眼レフカメラ用普及型望遠ズームレンズ「95-205mm F6.3」を量産する。1966年には各一眼レフカメラにオート絞りで使用できるマウント交換式「アダプトマチックレンズ」の開発に成功。同年、プリズムや放送用テレビレンズの生産も開始する。
1992年には世界最小最軽量の一眼レフカメラ用高倍率ズームレンズ「AF 28-200mm」を発売。これは各国でアワードを受賞する。1999年は高倍率ズームレンズ「AF 28-300mm」がカメラグランプリ`99記者クラブ特別賞を始め世界4大賞を受賞。
2000年、50周年記念モデル「SP AF 24-135mm」、レンジファインダーカメラ「RF645」を発売。「AF 28-300mm」が各国で賞を受賞。2010年、には創業60周年記念レンズ「SP 70-300mm F4-5.6 Di VC USD」を発売。ヨーロピアン・ズーム・レンズ2010-2011を受賞した。