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ツァイス・イコン Zeiss Ikon

ツァイス・イコン Zeiss Ikon
ツァイス・イコン Zeiss Ikon

創業年=1920

創業者=イカ&コンテッサ・ネッテル

創業国=ドイツ

 

ツァイス・イコンは、カール・ツァイス財団傘下で1926年に創設されたカメラメーカー名であり、また日本のコシナとカール・ツァイスが提携し、2005年に発売されたレンジファインダーカメラのブランド名である。

 

1920年、イカとコンテッサ・ネッテルが利益共同体を成立させた後、25年にゲルツとカール・ツァイスが参加。翌26年に、カール・ツァイス財団の主導で有力カメラメーカーであったイカ、エルネマン、ゲルツ、コンテッサ・ネッテルの4社が合併し、新会社「ツァイス・イコン」が発足した。

 

1929年に、中判カメラである最初のオリジナル製品「ミロフレックス」(クラップ型一眼レフカメラ)と、最初のオリジナル設計製品「イコンタ」(スプリングカメラ)を発売。32年にはライカ判レンジファインダーカメラ「コンタックス」を発売するなど、多種多様なカメラを製造・販売し、ライカとともにカメラのトップブランドとなった。

 

第二次大戦後は東西ドイツに会社が分離した。「コンタックス」ブランドとしてのカメラは、西側のツァイスはレンジファインダーカメラを引き続き製造し、東側のツァイス・イコンはM42マウントの一眼レフカメラを製造した。特にレンジファインダーカメラは、機械精度、また光学性能においても文字通りレンジファインダーの限界を極めたカメラである。

 

西側のツァイス・イコンは、1950年に「コンタックスIIa型」発売するなどカメラ事業を継続していたが、71年にカメラ生産から撤退を発表した。これに伴いレンズを供給していたカール・ツァイスは新たな供給先を探し、1974年日本のヤシカと提携、「コンタックスRTS」が発売されることとなった。 2004年には日本のコシナとカール・ツァイスが提携し、レンジファインダーカメラ「ツァイス・イコン」が2005年に発売された。

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