創業年=1998年
創業者=安原伸
創業国=日本
安原製作所は1998年にフィルムカメラメーカーとして誕生した。京セラ(株)でコンタックスブランドのカメラを設計していた安原伸氏が、自分のアイデアに基づいたカメラを作りたいと思って立ち上げた会社。2004年に一旦営業を停止した。しかし2012年に株式会社として再出発しており、主にミラーレスカメラ用の交換レンズを開発している。
約5年間の活動の中で、Lマウントレンジファインダーカメラ「安原一式」、 レンジファインダーコンパクトカメラ「秋月」、Lマウント標準レンズを生みだした。「安原一式」は、Lマウントレンジファインダーカメラというニッチ市場を開拓し、コアなカメラファンに大きな衝撃を与えるとともに、一般にも広くとりあげられた。また、「秋月」はフラッシュ付きマニュアルレンジファインダーカメラという、まさに独自の世界を作り上げた。しかし、やや遅れて、COSINAがLマウントに対応したレンジファインダーカメラBessaシリーズを発表し、かつ、カメラのデジタル化の進行の中で、2004年に撤退を余儀なくされた。