【王寅春】買取作家・取扱い一覧 中国美術

王寅春

王寅春
王寅春
中国・江蘇省鎮江出身の陶芸家で、紫茶壺と呼ばれる日本の急須よりも小ぶりな茶器を手掛ける作家として知られ、七大老藝人の一人に挙げられています。
紫砂壺とは、中国茶を飲むには欠かせない道具で、江蘇省南部宜興の名産としても知られ、宜興は紫砂壺の原料となる紫砂泥が採れる場所で、古くから茶壺を作る職人が多くいる街としても知られています。
 
王寅春は貧しい家庭環境に生まれ、幼い頃は様々な地区を転々としながら生活していました。
13歳の時に趙送亭に師事し、紫砂壺について学び、厳しい修行を重ね、素晴らしい技術を手に入れました。
独立してからは上海の取引先からの依頼を受けるようになると、その評判はたちまち上海中に広がり、同時に「王寅春」という名も広く知れ渡っていきました。
その評判は中国のみならず、日本にも知れ渡り、日本へ向けた作品の制作も行っています。
 
王寅春の生み出す紫砂壺は、艶を強調し、口蓋に柄を入れるなど新しい技法を駆使したオリジナリティ溢れるものとして、紫砂壺に大きな革新をもたらしており、王寅春の手掛けた紫砂壺は「寅春壺」とも呼ばれていました。
王寅春は、簡単な日用品であった紫砂壺を芸術品の域まで高めた事が高く評価されており、その活躍は現代紫砂の芸術家達にも大きな影響を与えています。

王寅春年表


1897年 中国・江蘇省鎮江で生まれる
1910年 趙送亭に師事する
1913年 自立する
1921年 作品が上海で知れ渡るようになる
1934年 日本へ向けて作品を制作する
1948年 協同組合に参加する
1956年 呉雲根と共に指導員となる
1977年 80歳で逝去

1897年 中国・江蘇省鎮江で生まれる

1910年 趙送亭に師事する

1913年 自立する

1921年 作品が上海で知れ渡るようになる

1934年 日本へ向けて作品を制作する

1948年 協同組合に参加する

1956年 呉雲根と共に指導員となる

1977年 80歳で逝去


王寅春代表作


『亚明方壶』
『六方菱花壶』
『梅花周盘』
『半菊壶』
『小梅花壶』
『六瓣高瓜酒具』
『铜锤方方』
『圆条茶具』
『汉群壶』
『高流京钟』

『亚明方壶』

『六方菱花壶』

『梅花周盘』

『半菊壶』

『小梅花壶』

『六瓣高瓜酒具』

『铜锤方方』

『圆条茶具』

『汉群壶』

『高流京钟』


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