官窯(カンヨウ)のお品を買取ります
官窯(カンヨウ)とは権力者や政府などが管理している陶窯の事をいいます。
中国の景徳鎮官窯、修内司窯、郊壇窯韓国の広州官窯、日本の鍋島藩窯などの藩窯がこれにあたります。
中国では、宋の時代に宮中の御用品として青磁を焼いていた南宋官窯、北宋官窯の事をいいます。
そこで作られる製品は中国の最も優れた製品として世間に広まりました。
官窯の中でも殖産興業を目ざす官窯と、高級な美術性の高い宮廷御器(ぎょき)を焼造する官窯に分ける事ができ、その始まりは五代の後周(こうしゅう)王朝の柴窯だとされています。
しかし、まだまだ解明していない部分も多く、官窯の実態は不明とされています。
その後、竜泉窯やその他の窯で宋官窯で作られた製品に倣って素晴らしい製品が作られ、美術的価値を高めていきました。
官窯で生産された陶磁器は、重要な輸出陶磁器として日本、朝鮮、東南アジア、西アジアなどに広く輸出されており、各地で官窯で制作されたであろう陶片が発掘されており、中には壊れずに見つかった貴重な陶磁器もあります。