林風眠は中国・広東省梅県で生まれた画家です。
芸術の名家に生まれ、19歳にはフランスへ留学して
働きながら学問に励みディジョン美術学院で洋画を研究します。
その後、パリ高等美術学校に転入してさらに深く研究を行いました。
キャンパス内外の流行を捉え、記憶したそうです。
1925年に帰国後、任北平芸術専門学校の校長兼教授に就任し、
その後、任国民政府の大学院芸術教育委員会の主任に就任しました。
1928年には杭州国立芸術院を創立して、任校長兼教授を務め、
中国美術家協会の上海分会の副主席も務めた後、主席へ就任。
上海中国宮廷に絵画を納め、今後の芸術界に大きく貢献しました。
その後は、中国と西洋の基礎を崩さず、新しい作風を取り込み
今までになかったような作品作りを開始しました。
そして20世紀の美術界に必要不可欠な画家となり、
現代美術の巨匠と呼ばれるようになりました。
1900年 生まれる
1904年 父から模写を教わる
1913年 高校入学、教員の梁伯聪に図画の指導を受ける
1919年 高校卒業、フランス留学
1921年 李金発と共にディジョン美術学院へ入学
1922年 国立高等美術学院へ入学
1927年 帰国、任北平芸術専門学校の校長兼教授に就任
1928年 南京の美術展に参加
1935年 一九三五年的世界艺术を出版
1936年 南京の美術展に参加
1946年 国立芸術専門学校の教員、上海フランス語協会で個展を開催
1947年 教職を辞職
1951年 上海へ移住
1953年 全国文学芸術作業代表大会へ参加
1955年 娘がブラジルに定住するも、上海に残り絵描きを続ける
1960年 任中国美術家協会の上海分会の副主席に就任
1979年 任中国美術家協会の上海分解の主席に就任
1991年 92歳で逝去
春晴
江畔
仕女
山水
静物
