竜泉窯(リュウセンヨウ)とは中国最大の青磁を作っている窯元のことです。五代~北宋初期に開窯したといわれており、南宋時代の作品が最も素晴らしいとされています。また、中国国内だけではなく、日本や東南アジア、西アシアにも輸出されていました。日本では竜泉窯で作られた青みのあるものを砧(きぬた)青磁、緑色の強いものを天竜寺青磁、黄緑色のものを七官(しちかん)青磁と呼んでいます。