孫文の品を買取ります
孫文は清朝時代に広東省香山県に生まれた政治家・革命家・画家です。
字(あざな)は「載之」、号は「日新」「中山」などがあります。
号の「中山」には日本が深く関わっており、
日本へ亡命中に東京の日比谷公園付近に住んでいたとされ、
公園の近くに「中谷」という表札を見つけ、字が気に入り
孫中山というようになったそうです。
中華民国や中華人民共和国を代表する大学の「中山大学」など
中山がつく地名や路名は孫中山から命名されたいわれています。
農民の家に生まれ、ハワイに居る兄を頼りにハワイへ行き、
ポナホウ・スクールへ通っている中で西洋思想に目覚めます。
帰国後は医療を学びながら革命思想を抱き、
日清戦争の頃から政治問題にも関心を抱くようになりました。
三民主義を訴え、辛亥革命を起こし、
中華民国を建国して臨時大統領になるも
袁世凱に実権を与えてしまい、その反対運動を起こしています。
この「辛亥革命」が成功したのは日本人の援助が背景にありました。
宮崎滔天、梅屋庄吉、山田純三郎らは、アジアの新時代を
中国と日本が手を携えて築きたいという思いから
孫文へ約1億円ほどの多大なる資金援助を行いました。
【字(あざな)とは】
昔の中国で成人男性が実名以外につけた名であだなのようなもの。
【号(ごう)とは】
画家・文人・学者などが本名の他につける名。