界画とは定規、コンパスを用いて建造物などを緻密に描く手法を使った中国画です。また、屋木画(おくぼくが)、宮室画とも呼ばれています。建築予想図としての役割を持っており、山水画や人物画を構成するモチーフを描きだすものとしても重要とされています。六朝時代から描かれるようになり、宗の時代になると盛んに行われていました。唐の時代に描かれた「懿徳(いとく)太子墓壁画」にある桜台で、現存するもので最も古いと言われています。