篆書体で彫られた印鑑の事です。
書道や画などの作品に自分の作品だという印をつける時に使います。
基本的に石を使って作られますが、竹の根や金属などで作られることもあります。
篆刻のはじまりは中国の夏、殷、周の時代が起源だという説がありますが、確認できる最も古いものは戦国時代のもので、多くが銅で出来ています。
秦の時代になると印章制度が整い、材質、大木さ、形などで階級や役職を表していました。
漢の時代に入ってもこの制度は受け継がれ、印章用の篆書が登場し、現在の一般的なデザインの基本となりました。
現在の中国や日本を中心に趣味として篆刻を行う人が多く、形にとらわれない素晴らしい作品が作られています。