【丁紹光】買取作家・取扱い一覧中国美術

丁紹光

丁紹光(1939～)

丁紹光の作品を買取ります

丁紹光（ティンシャオカン）は中国・陝西省出身の画家で、現代中国絵画の巨匠としてその名が知られています。

天と地と人の和合などをテーマに、これまでの中国画とは全く違う画面を彩る華麗で鮮やかで深みのある青の色彩と、流麗な描線が特徴の東洋的で神秘的な作品を手掛けている事で、世界中から注目を浴びている画家です。

一見、中国画とは程遠いように感じますが、伝統的な中国画の技法を使用しており、宝石のような輝きを持つルリーファーランという工芸美術品も手掛けています。

北京中央工芸美術学院を首席で卒業している丁紹光は、昆明雲南芸術学院で18年間教授をつとめました。

その間も自らの制作活動は行っており、中国政府委託により北京人民大会堂の大壁画の制作を依頼されるなど大きな仕事を任されています。

活動の拠点を移すためアメリカ国籍を取得し、ニューヨークを拠点に活動を続け、カリフォルニア大学ロサンゼルス校でも教授をつとめました。

丁紹光の作品といえば、シルクスクリーンが最も有名ですが、丁紹光がシルクスクリーンを手掛けるようになったのは1986年にSEGAL社と契約を交わしてからの事で、通常、複製画に分類されるシルクスクリーンは高値で取引される事はないのですが、丁紹光の人気はただの複製画での価値に留まらず、高値で取引されている事が多い画家としてコレクターの間でも知られています。

また、クリスティーズのオークションでは原画作品が現代東洋作家史上最高値で落札されています。

現在ではユニセフ・国際連合児童基金へ貢献するなど芸術を通して国際的な文化支援を牽引する存在として活躍しています。

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丁紹光年表

1939年　中国陝西省で生まれる

1962年　北京中央工芸美術学院を最高成績で卒業する

1979年　中国政府委託により北京人民大会堂の大壁画の制作を行う

1983年　アメリカ絵画で金賞を受賞する

1984年　カリフォルニア大学ロサンゼルス校で教授となる

1986年　アメリカSEGAL社と契約し、シルクスクリーンの制作を開始する

1988年　日本で初来日個展を開催する

1990年　欧州初個展を開催する

1992年　クリスティーズオークションで現代東洋作家史上最高値で落札される

アメリカ国籍を取得する

1993年　国連公式アーティスト任命される

1995年　NHK出版協会より「丁紹光作品集」が出版される

1996年　第30回造本装幀コンクール展で出版文化国際交流会賞を受賞する

2000年　パリ、ニューヨーク、ロンドン、ベルリン等を巡る欧州巡回展を開催する

2002年　ユニセフ・国際連合児童基金への貢献が開始される