A.ランゲ&ゾーネ A.LANGE&SOHNEを買取ります
創業年=1845年
創業者=フェルディナント・アドルフ・ランゲ
創業地=ドイツ(ザクセン州ドレスデン郊外)
1845年、ザクセン王国の宮廷時計師としても活躍していたフェルディナント・アドルフ・ランゲが、オーレ山脈のグラスヒュッテに設立した時計メーカー。
ドイツを代表するマニュファクチュールとして知られている。
創業後、地元の若者を受け入れて時計制作技術を教えた。貧困と失業が蔓延していた町を救った功績として、アドルフ・ランゲは1849年から18年間にわたり町長も務めている。
1868年、ランゲの息子たちが組織に加わり、「ランゲとその息子たち」を意味する現社名に改称。
4分の3プレートなど今や伝統的となった技法を考案し、数々の傑作を生みだしただけでなく、新素材や製造用工具も多数開発。20世紀初頭にはヨーロッパ時計界のトップブランドに君臨し、グラスヒュッテをスイスと並ぶ時計産業の地へと牽引した。
第二次大戦後、同社は東ドイツに接収され、当時の4代目経営者ヴァルター・ランゲは西ドイツに亡命。しばらくの間、休眠状態に陥る。
1990年にベルリンの壁が崩壊して東西ドイツが統一されると、インターナショナル・ウォッチ・カンパニーの支援を得て再興を果たす。
1994年、新生したランゲの初モデル「ランゲ1」を発表。特許技術のアウトサイズデイトや独自のダイヤルデザインを備え、クラシカルでエレガントな王室時計の伝統を見事に継承。数々の賞を総なめにし、復活の狼煙を上げた。