創業年＝2002年
創業者＝ローマン・ゴティエ
創業地＝スイス（ル・サンティエ）
独立時計師ローマン・ゴティエは、2002年にスイスのル・サンティエで、自身の理想の時計作りを目指して工房を設けた。時計愛好家の中でも、とくに注目を集めるゴティエ氏は、独自の設計理論と審美眼を持ち、それらが見事に融和したムーブメントを作り上げている。独特で優雅なムーブメントには、1ミリの妥協もない仕上げが施されており、刻印の"ヴァレー・ド・ジュウ"を際立たせている。彼が創り出す美しいムーブメントは、スイス時計界のマイスターの第一人者でもあるフィリップ・デュフール氏も絶賛。ティエ氏は、時計職人の聖地である"ヴァレー・ド・ジュウ"で、年間15本程度しか制作しておらず、彼の作品は非常に希少である。
2010年に発表されたローマン・ゴティエの代表作「キャリバー 2206hms」は、ガンギ車を6時位置に置くことによって、ほぼ同じ直径の4番車とテンワを左右対称に配置する形に設計。また2番車、3番車、4番車は5つの丸が入った形、テンプは４つのチラネジを中心に4つの花弁のようになった美しい形をしており、１つずつ金属塊から削り出されている。大型のリュウズはケースバック側に水平に外からは見えないように配置され、時計は腕から外さずにメカニズムに優しいスムーズな力で巻き上げることができる。文字盤および針もマニュファクチュール。形状は、一目瞭然にローマン・ゴティエであることが判る。
