創業年=2000年
創業者=ピーター・スピーク・マリン
創業地=イギリス
「スピーク・マリン」は、独立時計師ピーター・スピーク・マリンによって、2000年に誕生したる独自ブランド。1968年生まれのマリンは、時計学校の名門WOSTEPを卒業した後、ロンドンでアンティーク時計の修復を行い、その後、複雑時計のムーブメントメーカー「ルノー・エ・パピ」に入社し腕を磨いた。2000年に独立した後、自ら母なる時計と呼ぶ「ファウンデーション・ウォッチ」を開発。そのデザインを元に時計ブランド「スピーク・マリン」を立ち上げた。
ブランドの立ち上げ後、オリジナルウオッチのデビューは、2004年に発表した「ピカデリー」。その後、日本の顧客の要望で製作した一本針の「Shimoda」モデルや、ポインターデイト機構を採用した「サーペント・カレンダー」などを発表してコレクションを拡充し、自社製ムーブメントを搭載する「マリン1」および「マリン2」を発表。着実にキャリアを積み上げた。
2012年には、「ピカデリー」モデルをベースとした新たなコレクション「ルネッサンス(Renaissance )」を発表。「ファウンデーション・ウォッチ」に採用された手動旋盤のハンドルをモチーフとするトゥールビヨン・ケージや、華麗なハンドエングレービング、そしてブルースチール仕上げの力強い針が印象的だ。一方、創業時から一貫して人気の高い「サーペント」シリーズでは、「ニュー
サーペント カレンダー(New Serpent Calendar)」を発表。ベースムーブメントを替え、各部をブラッシュアップし、従来はビスが留まっていた文字盤6時位置にトゥールビヨン・ケージをイメージしたロゴを入れた。このモチーフは他のモデルにも採用されており、スピーク・マリンの新しいアイコンとなるものだ。