手間暇かけた古代から伝わる技法。
布を糸で括ったり、器具で挟んだりして防染し、染料で染める。
総括りのきものは一粒ずつ括っていく細かい作業の為、
完成するまでにとても時間がかかってしまう。
絞りの主な製作品は
「本鹿の子絞り」「疋田絞り」「京極絞り」などがある。
本鹿の子絞りは青花刷りの星に合わせて指先で布地をたたみ、
絹糸で7回括ったもののこと。
疋田絞りは普通の鹿の子よりやや大型の四角型の絞り。
また、鹿の子絞りを総絞りにしたものを「疋田絞り」ともいう。
京極絞りは器具を使って木綿糸で括る。
生地の線条に一粒ずつ京極を絞ったものを一目絞りという。
これは模様絞りに多く用いられている。
また、一目絞を総絞にしたものを「総一目」という。