日本の染織作家。
1922年、東京都の画家の家に生まれる。
1942年に東京大学に入学するが、戦争で学徒出陣する。
その後、大原美術館に勤務し、民芸模様の型染めに出会い
民芸に魅せられ、民芸運動のリーダーである柳宗悦の作品を読む。
これが人生の転機となった。
大学での研究と仕事を捨てて、芹沢銈介に師事し、
型から染までの染色技法を学んだ。
1949年に1作目を国画会展に出品し、それ以来毎年参加する。
作品は民芸的な味わいを色濃く残しており、
その大胆な色彩や絵画的主題には暖かさとユーモアがにじみ出ている。