首里や読谷村などで織られている伝統的な織物。
読谷村は琉球王国時代に南方諸国と貿易を行い、
南方文化を積極的に取り入れたことが始めといわれている。
その為、技法に南方色が強いのが特徴。
その後、琉球王朝保護のもと御用布に指定され技術も高まりるが、
明治時代の廃藩置県によって花織を着用する階層を失い、
需要の減退と共に織り手も次第に少なくなり、消滅の危機に瀕してしまう。
だが、昭和30年代に復興され、後に重要無形文化財に指定された。
模様は三つの基礎模様を組み合わせ作り出している。
銭花(ジンバナ)
→お金をモチーフにした模様。
扇花(オージバナ)
→扇の形をした模様。末広がりで子孫繁栄を表す。
風車(カジマヤー)
→風車を表した模様。
97歳になったら風車を配る風習から長生きを願う時に使われる。