掛け軸の両脇に付いている部分を軸先・じくさきと言います。軸頭・じくとうや軸端・じきたんとも言います。
この部分が紫檀や黒檀といった唐木で出来ている場合や、七宝や堆朱で装飾されている事もあります。
素材が象牙で出来た物が多いですが、中には象牙に似せた樹脂も多くあります。古い掛け軸ですと軸先が簡単に外れてしまう事もありますので、掛け軸を仕舞う際はお気をつけてお取り扱いください。掛け軸を飾る際に『風鎮』と言う錘の飾りを付けますので重さで軸先が曲がったり弱くなる事もあります。
時代のある古い軸を飾る際はお気を付けください。