信州が発祥の民謡の「馬子唄」で使われる鈴です。
馬子唄は、交通手段を馬に頼っていた時代に馬に鈴をつけて唄を歌いながら旅をしたというのが馬子唄のはじまりです。
その昔、馬を売買する職業である博労や、馬を使って旅人や荷物を運ぶことを業とする馬子といった職業があり、その道中に歌う唄を馬子唄と称していました。
群馬県の上野から信州を目指すとき、馬子や旅人達は、道の厳しい碓氷峠~軽井沢~追分を進まなければならず、その道中、馬に鈴を付けて歌いながら旅をしたのが、馬子唄のはじまりとされています。この時、馬につけた鈴を模して、馬子唄鈴は作られました。
馬子唄鈴の形態はふさに20個程度の鈴が付けられたもので、シャリン、シャリン、シャリンと華やかな音がします。