琉琴は、いわゆる沖縄の琴のことを指し、沖縄音楽には欠かせない楽器といわれています。
サイズや見た目は普通の日本の琴と似ていますが、音色は全く異なるのが特徴です。
日本の琴は通常絹製かナイロン製の弦を使用しますが、琉琴はワイヤーをほぐしたものが弦として使われています。このワイヤー弦をねじって用いることにより、独特な音色を奏でます。
琉琴の始まりは、戦後あたりといわれています。沖縄では戦後のモノ不足の時代に、少ない材料でも作れるということで考案されたのが琉琴です。
沖縄音楽のレコーディングなどの際に琉琴が使われており、CDなどで琉琴の音色を聞くことができますが、人前ではほとんど演奏されていないので実際に琉琴を目にしたことのある人は少ないそうです。