アルジー・ルソー ArgyRousseauを買取ります
1885年にフランス・シャルトルに生まれたガラス工芸家で、
本名はボルン・ジョーゼフ=ガブリエル・ルソーです。
小さな村の農家に生まれ、
家業の手伝いをする中でガラス工芸に惹かれます。
1902年から学校へ通い、化学と物理学を学びました。
その後、アンリ・クロと共に「パート・ド・ヴェール」
という技法を復興させ、製品の制作に尽力します。
その後も研究を続け、エンジニアとして働きながら
工芸家として活動していた為「エンジニア工芸家」と
呼ばれたいたこともあったそうです。
28歳でマリアンヌ・アルジーと結婚しました。
マリアンヌは高貴な家柄に生まれており、
ルソーの工芸活動を金銭面でも支援しました。
マリアンヌへの感謝を込めて名前を「アルジー・ルソー」とし
ガラス工芸家として活動しました。
その翌年、「パート・ド・ヴェール」を用いた作品を制作し
フランス美術家サロンに出品したところ、大人気を博し
フランス中にアルジー・ルソーの名が広まりました。
1921年にはアルジー・ルソー・パート・ド・ヴェール社を創立し
本格的なパート・ド・ヴェール作品の制作に取り掛かりました。
ですが、世界恐慌のあおりを受け10年後には倒産してしまい、
その後は自身のアトリエで創作活動を続けました。
現存する作品数が非常に少なく、
珍しいものであれば100万円以上で取引されています。