【ヘキスト Hochst】買取作家・取扱い一覧 洋食器・インテリア

ヘキスト Hochst

ヘキスト Hochst
ヘキスト Hochst(1746~)

ヘキスト Hochstを買取ります。

 
ドイツの陶磁器メーカーで、ドイツではマイセンに次いで2番目に古い陶磁器メーカーとして知られ、ヨーロッパでは3番目に古い陶磁器メーカーです。
通称は「ヘキスト」と呼ばれていますが、正確には「ヘーヒスト」と発音します。
 
マイセンの厳しい環境下に耐え切れず、脱走したレーベン・フィングが1746年に設立しました。
当時のヨーロッパの多くの陶磁器メーカーが「王立」である中、ヘキストは「民窯」であったため、自由な作風が特徴で、そこに惹かれたマイセンの職人たちが数多くヘキストへ集まってきました。
彫刻家ペーター・メルヒオールの加入によって、テーブルウェアだけではなくフィギュリンの制作などを行うようになり、陶磁器メーカーとして大きく成長していきました。
しかし、戦争の影響で長期間工房は閉鎖されていた事もありましたが、当時のままの厳密な絵付け技術を見事に復興させ、第二次世界大戦後に見事に復活を遂げました。
 
ヘキストの特徴は主に受注生産であるため、量産品は存在しません。
その背景には高い技術を誇る絵付師たちが1つ1つ下絵も行わず、フリーハンドで描き、様々な色を使った場合、一度では焼成できず、6~7回も焼成を行うため量産が不可能なのです。
こういった事からヘキストは「幻の名窯」とも呼ばれています。
もちろん、手軽なプリント絵付けでも制作を行っていますが、職人の手描きの作品との違いはバックスタンプ部分にある絵付師のサインの有無で判断する事ができます。
 
ちなみにヘキストの代表作である「アントワネット・ブルー」はブルーの小花やスミレが好きだったマリーアントワネット王妃のために制作され、マリーアントワネットはこの食器たちを好んで使っていたそうです。

ヘキスト Hochst年表

1746年 創業
1767年~ペーター・メルヒオールが活躍
1796年 戦争により一時工房を閉鎖
1946年 工房が復興

ヘキスト Hochst代表作


『アントワネット・ブルー』
『わすれな草・イエローリボン』
『トルコの楽隊シリーズ』

『アントワネット・ブルー』

『わすれな草・イエローリボン』

『トルコの楽隊シリーズ』


母子と猫
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