【シェリー Shelley (ワイルマン Wileman)】買取作家・取扱い一覧洋食器・インテリア

シェリー Shelley (ワイルマン Wileman)

シェリー Shelley (ワイルマン Wileman)(1853～1966)

シェリー Shelley (ワイルマン Wileman)を買取ります

シェリー Shelley (ワイルマン Wileman)はイギリスの名窯として知られ、40種類以上の個性的なシェイプと、草花や果実などをモチーフに可憐でおしゃれな絵付けや、スマートで気品溢れる絵付けで人気を集めました。

現在は廃窯となっており、その種類の多さからコレクション性が高く、世界中にコレクターが存在し、ファンクラブが発足しています。

シェリーは名称を何度か変えた事でも知られており、1700年初頭にイギリス・スタッフォードに設立された際はフォリーという名で操業していました。

その後、ヘンリー・ワイルマンがフォリー窯の共同経営者となり、その数年後にワイルマンの単独経営となりました。

更に10年間ワイルマンで営業をしていたジョセフ・シェリーが共同経営者となり、ワイルマン一族が経営から退くとシェリー一族が経営を行うようになったため、ワイルマンからシェリーへと名称が変更になりました。

そのため、「シェリーワイルマン」と呼ばれる事が多く、コレクターの間ではバックスタンプでワイルマン時代とシェリー時代に分けて考えられています。

シェリーと名称を変更してからは高級ブランドとして制作にあたっていましたが、職人たちが芸術性に目覚め過ぎたせいで、生産性が失われてしまい採算が合わなくなり、閉鎖に追い込まれ廃窯となってしまいました。

シェリーでは「気品」「おしゃれ」「スマート」という言葉が似合う陶磁器の制作にあたっていましたが、1920～1930年頃まではナーサリーウェアーという子供向けの陶磁器制作を行っており、絵本からそのまま飛び出してきたような温かみのある作品で、シェリーの違った一面を見る事ができます。

シェリー Shelley (ワイルマン Wileman)年表

1853年　ヘンリー・ワイルマンとジョン・ナイトがフォリー陶器製造の共同経営者となる

1856年　ジョン・ナイトが退き、ワイルマンが継承する

1860年　フォリー陶器製造の隣に陶器工場を建設する

1864年　ヘンリー・ワイルマンが死去、息子ジェイムスとチャールズが継承する

1870年　チャールズが退職する

1872年　会社名をワイルマンに改名、ジョセフ・シェリーが共同経営者となる

1881年　ジョセフの息子パーシー・シェリーが会社に参加する

1884年　ジェイムス・ワイルマンの死去、シェリー一族による経営する

1896年　ジョセフ・シェリ―死去、パーシー・シェリーが継承する

1905年　ウォルター・スリエターがアートディレクターに就任する

1910年　「Shelly」の印を使用し始める

1925年　会社名をシェリーに改名する

1929年　シェリーの息子が経営者となる

1937年　パーシー・シェリー死去

1945年　陶器製造中止を決定する

1966年　閉窯となる