【中里無庵(12代 中里太郎右衛門)】買取作家・取扱い一覧 人間国宝・重要無形文化財保持者

中里無庵(12代 中里太郎右衛門)

中里無庵(12代 中里太郎右衛門)
中里無庵(12代 中里太郎右衛門)(1895~1985)
佐賀県出身の陶芸家で、本名を中里重雄といいます。
中里家は初代中里又七から続く肥前国唐津藩の御用焼物師の陶家の家系で、その当主が受け継ぐ名称が 中里太郎右衛門です。
そのため、中里無庵は隠居してから名乗るようになった名称です。
 
11代の次男として生まれた中里無庵は有田工業学校を卒業すると唐津窯業株式会社や唐津煉瓦株式会社で技師として勤務しながら基本的な陶技を習得していきました。
長男が家督を継がずに別の道へと進んだため、家を継承する事になり、材木商・無津呂家の養嗣子となっていましたが、父親が亡くなると12代を継承しました。
12代となってからは藩政の時代から使用してきた御茶碗窯を再建して新しく倒焔式石炭窯を築き、古唐津窯跡の発掘調査を行い、長らく途絶えていた古唐津の叩きの技法を完成させるなど功績を残しています。
こうして桃山時代の素朴で力強い作風に魅了された中里無庵は、日本陶磁上の歴史にも名を残した唐津焼の第一人者として知られるようになり、今日における唐津焼の隆盛の功績によって唐津無形文化財や重要無形文化財「唐津焼」保持者の認定を受けるまでになります。
主に茶陶を中心に制作を行っており、叩きの技法を駆使した壷や大花瓶などは高く評価され、彫塑的な表現に優れた獅子置物などにも秀作を残しています。
 
1959年には京都大徳寺にて得度して号「無庵」を拝領すると長男・忠夫に家督を譲り、以後は独自の作陶に没頭しました。

中里無庵(12代 中里太郎右衛門)年表


1985年 佐賀県で生まれる
1914年 佐賀県立有田工業高校別課製陶科卒業する
1927年 12代中里太郎右衛門を襲名する
1929年 古唐津の窯跡調査を始め、古唐津を復興再現に成功する
1931年 商工省主催の第18回工芸展で入選する
1941年 商工省による唐津焼技法保存作家指定を受ける
第6回「工芸作品展覧会」で一等賞を受賞する
1953年 サンパウロ市400年際に「朝鮮唐津壺」出品する
1955年 文部省文化保護委員より無形文化財指定を受ける
第2回日本伝統工芸展、米中都市巡回日本美術工芸展に出品する
1956年 佐賀県文化館企画の岸岳発掘調査に参加する
1957年 日ソ国交回復記念日本美術工芸展に出品し、作品がソ連文化省買上となる
1958年 第5回日本伝統工芸展で出品し、作品が文化庁買上となる
1961年 デンマーク・コペンハーゲン市にて開催の「現代日本陶芸10人展」出品する
1963年 日本橋三越本店にて「第1回三右衛門」展を開催する
1964年 名古屋松坂屋にて「第2回三右衛門」展開催する
第11回日本伝統工芸展で奨励賞を受賞する
山口県須佐町大字唐津の古窯調査を行う
1965年 大阪高島屋にて「第3回三右衛門」展を開催する
飯洞甕下窯割竹式登窯の復元築窯する
1966年 東京高島屋にて「第4回三右衛門」展を開催する
紫綬褒章を受章する
1967年 大阪高島屋にて「第5回三右衛門」展を開催する
第2回国際芸術見本市に出品する
広島福屋にて個展を開催する
1968年 東京高島屋にて「第6回三右衛門」展を開催する
1969年 京都大徳寺にて得度、号「無庵」を受ける。
13代中里太郎右衛門に家督を譲る
勲四等瑞宝章を受章する
1976年 重要無形文化財保持者「唐津焼」保持者に認定される
1985年 90歳で逝去

1985年 佐賀県で生まれる

1914年 佐賀県立有田工業高校別課製陶科卒業する

1927年 12代中里太郎右衛門を襲名する

1929年 古唐津の窯跡調査を始め、古唐津を復興再現に成功する

1931年 商工省主催の第18回工芸展で入選する

1941年 商工省による唐津焼技法保存作家指定を受ける

00000年第6回「工芸作品展覧会」で一等賞を受賞する

1953年 サンパウロ市400年際に「朝鮮唐津壺」出品する

1955年 文部省文化保護委員より無形文化財指定を受ける

00000年第2回日本伝統工芸展、米中都市巡回日本美術工芸展に出品する

1956年 佐賀県文化館企画の岸岳発掘調査に参加する

1957年 日ソ国交回復記念日本美術工芸展に出品し、作品がソ連文化省買上となる

1958年 第5回日本伝統工芸展で出品し、作品が文化庁買上となる

1961年 デンマーク・コペンハーゲン市にて開催の「現代日本陶芸10人展」出品する

1963年 日本橋三越本店にて「第1回三右衛門」展を開催する

1964年 名古屋松坂屋にて「第2回三右衛門」展開催する

00000年第11回日本伝統工芸展で奨励賞を受賞する

00000年山口県須佐町大字唐津の古窯調査を行う

1965年 大阪高島屋にて「第3回三右衛門」展を開催する

00000年飯洞甕下窯割竹式登窯の復元築窯する

1966年 東京高島屋にて「第4回三右衛門」展を開催する

00000年紫綬褒章を受章する

1967年 大阪高島屋にて「第5回三右衛門」展を開催する

00000年第2回国際芸術見本市に出品する

00000年広島福屋にて個展を開催する

1968年 東京高島屋にて「第6回三右衛門」展を開催する

1969年 京都大徳寺にて得度、号「無庵」を受ける。

00000年13代中里太郎右衛門に家督を譲る

00000年勲四等瑞宝章を受章する

1976年 重要無形文化財保持者「唐津焼」保持者に認定される

1985年 90歳で逝去


中里無庵(12代 中里太郎右衛門)代表作

『唐津水指』

『唐津茶碗』

『黄唐津叩き壺』

『叩き青唐津壺』

『叩き唐津焼締壺』

『叩き朝鮮唐津耳付水指』

斑唐津徳利
粉引茶碗
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