西出大三の作品を買取ります
西出大三は石川県出身の日本の截金師です。
東京美術学校で彫刻を学び、在学中に彫刻家・高村光雲が京都の浄瑠璃寺の秘仏「木造吉祥天立像」の模刻を製作する際、台座に施された截金の文様が復元不可能であり金泥で代用したことを聞き、截金の研究に取り組むようになりました。
数多くの藤原・鎌倉期の仏像、仏画の截金作品を見て回り、製作技法や道具を研究して、独力での復元に成功しました。
元々、彫刻家であったため、その造形技術を生かし、馬、牛、鶏などの動物の彫刻に截金を施す作風を得意とし、さらに岩絵の具による彩色や砂子、野毛といった金箔技法を併用してより繊細で華やかな作品を生み出し、截金の分野で2人目の重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定されました。