生け花の種類について【買取・新着情報】

生け花の種類について
2015.11.25

華道の生け花の種類

生け花の流派は全国で300を超え、お教室は1500を超えるとも言われております。
しかし流派にとらわれることなく生けられたお花を観ておおむねの見分けが付きますと何気なく室内に置かれたお花ひとつにも親しみが沸き、華道の歴史や生けた人の心遣いを感じ取れるのではないでしょうか。
皆様の文化活動を応援するいわの美術では
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当コラムでは生け花の形の種類についてほんの入口になる紹介をしていきます。
 

たて花

当初は南北朝時代に仏前への供物として唐物の花瓶を使い捨てにする「ばさら」として始まりました。室町時代に書院造の建築が初めて作られ、家屋には床の間というものが完成します。会合を行うための「会所」の飾り方が形式化するに従い表現法も定まりました。桃山時代に構成の理論を確立し「真・副・請・真隠・正真・見越・流枝・前置き」という七つ技によって自然界の風景を表現するものに昇華されました。元禄年間の半ばに衰退してしまいましたが、現代においても上級者向けの形式として伝えられています。


 お茶花

茶室の床の間や茶室の入り口を飾るための花になります。立花が大きく豪華になっていく一方で茶の花は詫び寂びの志を向き、簡素かつ洗練された形の表現となりました。一輪生けてある場合と、花籠に複数の野草を取り合わせて生ける場合とございます。野の草花の取り合わせは暦によって細かく定まっており、茶道手帳などを参考になさると良い選択ができることと思います。お軸との取り合わせも主人のもてなしの心の見せ所となります。


 盛花

明治末期に出現した手法です。イメージのような「水盤」平たい花器に花を生けるということは、明治になってから池坊の小原雲心によってはじめられたことでした。生け花は明治期には女子教育の一科目としても採用されていたため華道人口が増えるとともに、表現の型もはっきりと決まっていきました。
浅い水盤や大皿も様な生け口の広い花器に七宝,剣山などの花留を用い,自然の様相を主客2部分の調和で表現していきます。


投げ入れ花 

自然のまま、枝ものであれば枝が伸びている様、花であれば陽にむけて咲く姿など、植物元来の姿を保った状態を組み合わせて生ける手法です。投げ入れた動きのようにのびやかさをひきだすために枝葉の挿し方をコントロールすることを学びます。植物の枝や葉が作る放物線とのバランス感を極めていきます

 自由花

生ける人の心の趣くままに形を作っていく方法です。多くの流派で初心者の方のおけいこに取り組まれており、たのしく自分の感性を伸ばすことが第一になります。作品の中で一番目に入るポイントの決定など、じつはリズム感や合わせの決断を最も問われる分野であるといえます。洋風のアレンジメントにも近しい雰囲気です。




前衛花

戦後の前衛いけばな運動が始まりとなった表現方法です。

植物の組み合わせだけでなく岩石や流木、枯れ木、鉄、鳥の羽、布、糸、紙など組み合わせる異素材の幅も無限大です。

作家なりの取り合わせの哲学・コンセプト力・発想する知性の鋭さや大胆さ、その作品が置かれた場面を想像する計画力が求められます。

前衛花は彫刻のように量感が強い大きい作品を作る場合や、大きな会場で一種の庭園のように創り上げていく場合もある形です。
作家の個展の場合も作家一人だけで作られるということは少なく、事前に綿密な計画を立て一回の発表の準備には何百人もの弟子やアシスタント・ボランティアが携わることもあります。
代表的な作家には、前衛生け花運動の勅使河原蒼風・中山文甫・小原豊雲や、生涯にわたって特定の流派に属さず、ひたすら生命躍動の表現を花で追求し続けた中川幸夫などが挙げられます。
前衛花は舞踏や音楽演奏、朗読のパフォーマンスイベントと組み合わせられたり、公共の場所での企画展として発表されることがあります。CMなど映像の作品を製作する際の大道具として採用される場合や、ファッション分野の写真撮影において写真作品の世界観を表現するために組み合わされるといった幅広い活動シーンの開拓がされている分野です。

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