聖火リレーのトーチをお買取りいたします。
写真のお品物は1964年東京オリンピックの際に使用された聖火トーチです。
1964年の東京オリンピックでは、実際に使用された聖火トーチのほか関連企業などに記念品として贈呈されたものも含め約7300本のトーチが生産され、現在まで残されているものは蒐集家の間で重用されています。
お品物詳細
オリンピックの聖火リレーは1936年のベルリンオリンピックから始まり、冬季は1952年のオスロオリンピックから始まりました。
ギリシアのオリンピアにあるヘラ神殿跡地で採火された聖火を1~数か月かけて開催地へ運ぶために使用される聖火トーチは重要な役割を担い、聖火を絶やさず安全に開催地まで運ぶ機能性と、オリンピックのシンボルとしてのデザインで人々の記憶に残ります。
聖火トーチはリレーのバトンのように同じものを受け渡すのではなく、聖火ランナー各々に用意されます。
開催国や大会により差異はあるものの、多くは大会のスポンサーなど企業が買い取り、近年ではリレー参加者が記念品として買取ることもありました。
1964年の東京オリンピックは、第二次世界大戦での敗戦から19年が経ち、戦後の高度経済成長が始まった中で開催されました。
またアジアアフリカ地域の有色人種国家で初の開催であり、世界中から注目を集める大会でもあり、会場や交通インフラの整備と並んで聖歌トーチも国家の威信をかけたプロジェクトでした。
聖火トーチの開発には、どんな風雨でも絶対に消えないことが条件とされ、火薬爆薬等を取り扱うメーカーが海上事故の際に使用する救難信号筒などを参考にして開発しました。モダンでシンプルなデザインは柳宗理によるものです。
1964年の東京オリンピック聖火リレーは日本全国を4つのコースに分けて約10万人が参加し、地上リレーの総距離は6755キロにもなる一大イベントでした。
燃焼材の配合は改良と調整を重ね、マグネシウムなどを基調とした燃焼材に酸素が含まれているため、無酸素状態や水中でも燃える特別なものです。
トーチは全長約55センチのステンレス製で手持ち花火の構造に似ていて、白い煙がたなびく事も重要でした。
のちの市川崑監督による記録映画「東京オリンピック」でも街や富士山の背景、競技場に白い煙が美しく映えています。
聖火トーチをお買取りいたします。
オリンピック開催時は毎回相当数の聖火トーチが用意され、それらがオークション等に出回りコレクターの手に渡っており、多くの場合高値でお取引されています。
開催国や年代により用意された聖火トーチの数は異なり、買い取り額もオリンピックにより変わってまいります。
中古市場でもっとも高額なお取引がみられるのはやはり1964年の東京オリンピックのもので、中でも実際に聖火ランナーが使用したものは高額となります。
実際に使用されたもの・未使用のものに加え、ライセンスを取得したレプリカやミニチュアの聖火トーチが作られたオリンピックもございます。
これらは本物に比べ買い取り額は下がってしまいますが、貴重なオリンピックグッズとして多くの場合お買取り可能となります。
いわの美術では骨董品・美術品を中心にお買取りしておりますが、中古市場で人気のある品物を幅広く対象としております。
開催をまもなく控えた平昌オリンピック、2020年を目前にした東京オリンピックを契機に、ご自宅やご実家を整理されて出てきたオリンピック記念品や聖火トーチのご売却をお考えでしたら、ぜひ、いわの美術へご連絡くださいませ。
1964年東京オリンピックの聖火トーチの場合、使用され燃料などの跡のあるものでも高値でのお買取りが期待できます。
また東京オリンピック以外の聖火トーチ、その他記念品に関しましては、査定員にご確認くださいませ。複数点纏めてのみお買取りが可能となるものもございます。
お買取り査定のお申し込みは、お電話・メール・LINEにて受付しております。お電話の場合位はどのオリンピックのお品物か、状態などを詳しくお聞かせ頂くと幸いです。
またメール・LINEではお写真を添付いただきますと、オンライン無料査定が可能となります。お客様からのご連絡をお待ちしております。